手の水泡について知ろう!

手の水虫って?

足ではなく、手にあらわれる水虫があると聞きました。どういったものなんでしょう?

水虫は専門用語で白癬(はくせん)といいますが、足の場合は足白癬(あしはくせん)、手にできた場合は手白癬(てはくせん)と呼ばれます。足の水虫が慢性化すると、しばしば手に感染するようです。手の指は足と違って風通しが良いですから、あまり派手にできるということはありませんね。例えば、ずっと嵌めっ放しにしていた指輪の下にできていた、ということはあるようです。

足と同じ症状が出るのでしょうか?

足白癬の場合、病状は3つに分類されます。指の間にできるもの、土踏まずや指の付け根にできるもの、踵の辺りにあらわれるものです。最も多いのは指の間にできるケースですね。どうしても湿気が溜まりやすく、靴や靴下は履きっ放しになるでしょう。雑菌が繁殖しやすい部分ですから。日本では、足指に発生する白癬の患者数が2,500万以上にのぼるというデータもあります。

そんなに水虫の人って多いのですか?

これは白癬患者の半数以上を占める数字となっています。手の話に戻りますが、手白癬の場合、症状は足白癬と大差はありません。しかし、さきほども言いましたように手は足と違ってより乾燥しているために、指と指の間にできるということは殆どありません。湿気の溜まりやすい指の付け根にできやすいようですね。まずは小さな水疱ができるところから始まります。痒みを伴いますが、乾燥するに従って皮膚表面が徐々にがさがさと荒立ってくることが多いようです。

手の水虫も、やっぱり足と同じく、湿気が高くなる梅雨時に繁殖するのでしょうか。

そういうケースが特に多いですね。特にグズグズした水疱は雨続きの6〜7月にできやすいようです。指の付け根に水疱があらわれますが、乾燥すると表皮が厚くなり、じきにめくれて新しい皮膚と交代します。わりと季節的なものなので、気温が下がって汗をかかなくなる秋になると、自然と消えることも多いです。指の付け根に小水疱ができるとかなりの痒みを感じますので、引っ掻かないようにすることが大事です。

手の水虫は、痒みが出ないこともありますか?

角質増殖型といわれるものがそうですね。これも指の付け根にあらわれますが、次第に指や手の平全体へと扁平に拡大する特徴があります。
この症状では皮膚表面がガサガサと粗くなり、ひび割れてきます。皮膚がぶ厚く硬くなる感じがありますが、痒みはあまりありません。

ひび割れなどは、あまり水虫っぽくない症状ですね?

そうなんですよ。水虫と気付かず、単なる手荒れと勘違いすることも多いようですね。水虫特有の「痒い」とか「ジクジク」が足の水虫ほどには出ないからでしょうね。

手の水虫の治療するにはどうしたらいいでしょうか。足白癬の治療と同じで構いませんか?

基本的には同じで構いません。治療には、一般的には抗真菌薬を用います。これは真菌の一種である白癬菌の成長を阻害する塗り薬です。市販薬もありますので、薬局で簡単に購入できますよ。